私は27歳から婚活をしており、現在35歳になります。
これまで様々な婚活をしてきましたが、一般の方にはあまりなじみのない「お見合い」を3回経験しています。
そもそも、最初の婚活はお見合いから始まりました。
私の母と相手の女性の母親が友達同士で、お互い彼氏彼女もいない状態だったので合わせてみようということになったのです。
そこで出会った女性のことを私はとんでもなく好きになってしまうのですが、結局はフラれることになりました。
その後、30歳にマッチングアプリで出会った女性と付き合うことになり、それが人生初めての彼女になります。
しかしその女性とは4ヶ月ほどで別れ、「なかなか婚活は上手くいかないものだな」と考えていました。
そんなとき(彼女と別れて1ヶ月後ぐらい)、私の叔父さん(母の兄)からお見合いの話がきます。
これが2回目のお見合いです。
知り合いの家に独身の娘さんがいて、結婚相手を探しているとのことでした。
年齢も28歳で私にちょうどいいのではないかとのこと。
母からその話を聞いたとき、私は気が進みませんでした。
付き合っていた彼女と別れて間もなくだったし、少し婚活を休みたかったというのがあります。
しかし30歳にして未婚の私を母は心底心配し、粘り強く説得してきました。
正直それでも気が乗りませんでしたが、それならとりあえず会うだけ会ってみるかとOKすることに。
前回のお見合いでは最初から2人で会っていたのですが、今回はまずは叔父さんも同席することになりました。
お互いの両親も同席するような昔のお見合いほどではないですが、初めてのシチュエーションで少しおもしろかったです。
まずは叔父さんと昼にファミレスで待ち合わせ、少し経ってから相手の女性(Dさん)が来ました。
Dさんはなんとお母さんと一緒に来たのです。
お母さんはすぐに帰りましたが、いきなりでびっくりしました。
その後叔父さんとDさんと3人で食事しながら話をし、少し打ち解けてきたところでDさんと2人で出かけることに。
Dさんは小柄で素朴な感じの女性でした。
職業は看護師とのことです。
待ち合わせ場所から横浜のみなとみらいが近かったので、みなとみらいに行くことに。
いろいろなところを散歩しながら、様々な話をしました。
Dさんはアニメや声優が好きで、声優のコンサートなどにも行っているとのこと。
僕もアニメや声優は好きだったので、その点は話が合い盛り上がりました。
最初は乗り気ではなかった私ですが、Dさんといるのは居心地がよく楽しかったです。
そのまま夜ごはんも一緒に食べて、帰りは家まで送ることに。
Dさんは実家住まいだったので、ご両親にも挨拶をしなければなりません。
母から手土産を持っていくように言われていたので、当時一人暮らししていた街の銘菓を持参。
最後、ご両親に挨拶をして帰ろうとするとき、Dさんが駆け寄ってきて「よかったらまた会って下さい」と言われました。
こんなことをしてくれるということは、Dさんは私に好意を持ってくれていたのでしょう。
しかし、私はこのお見合いはお断りしようと決めていました。
何となく、今後Dさんのことを好きになることはないだろうとの予感があったからです。
Dさんは男性に不慣れなところがありますが、その分純朴で守ってあげたくなるようなタイプでした。
打ち解けてからは色々な話もしてくれ、一緒にいて楽しかったのも覚えています。
ただ私にとって、女性としてドキドキするような人ではありませんでした。
当時の私は相手に対して安心感とか居心地などよりも、そういったドキドキするかといったことを重視していたのです。
35歳になった今であれば考え方もだいぶ変わってきたので、Dさんと今会っていたら2回目、3回目も会ってみたいなと思うことでしょう。
ほんと恋愛はタイミングが大事だなと痛感します。
30歳の当時は1回目のお見合いで出会った女性(Aさん)のことを未だに引きずっており、Aさんに対して持っていたドキドキ感を忘れられずにいたのです。
また、人生で初めて付き合った彼女(Cさん)とのことも背景にありました。
Cさんに対しては最初から好きではなかったにも関わらず、私のただ彼女がほしいという欲望だけで付き合ってしまったために、結果Cさんを傷つけた経緯があります。
そのことから、相手を女性として好きになることはないなと感じたら、だらだら会わずにきっぱりと断った方がお互いのためだと思っていました。
したがって、Dさんのことを好きになることはないだろうと判断し、2回目も会わずに断ることにしたのです。
今考えるととてももったいないことをしたなと思いますが、当時の私の考え方はそんな感じでした。
Dさん家から帰るときに駆け寄ってきてくれたDさんのことを思い出すと心が痛みますが、2回目のお見合いもこうして良い結果には結びつきませんでした。