今までAさんとデート？のようなものをしたのは4回。
最初の2回は失敗しましたが、その後の2回はいい感じで食事を楽しむことができました。
そして・・・時は来たとばかりに、私は28歳にして初めて女性に告白することにしたのです。
ここで、Aさんがどういった女性なのか書いておこうと思います。
・顔は元モー娘。の石川梨華似（笑うとさらに似ています。そのせいもあって、私は石川梨華ファンになりました）。
・身長が170cmほどあり、モデルみたいな体型
・マイペース（待ち合わせには必ず遅刻）
・明るくフランクな感じ
・自分が男性にモテるという自覚はありそう（一度、モテるでしょ？と聞いたことがあったのですが、あまり相手にしないと言っていました）
・登山など自然が好きで、ディズニーはあまり好きではない
こんな感じの女性です。
当時の私は恋愛経験0だったこともあり、かわいいという部分にばかりファーカスして好きになっていたところがありました。
そんなかわいい女性とデートできて完全に舞い上がっていたのでしょう。
初めて会ってから告白まで1年ぐらい経つのですが、その1年間ずっとAさんのことが頭にありました。
恋はすごいもので、恋をしていると楽しく気分が上がって、仕事でも成果が出るようになったのを覚えています。
人生で初めて本気で人を好きになり、恋をするとはこういうことかと思いました。
話を戻します。
前回の食事の別れ際に、今までは食事しかしたことがなかったので次回はハイキングに出かけようという話になりました（Aさんは自然や登山が好きでした）。
そこで私は告白することに決めました。
しかし、今まで女性に告白をしたことがない私はどうすればいいのかわかりません。
私の友人で恋多き男がいたのですが、その友人に相談したところ、「おまえは口下手で上手く告白でしゃべることができないかもしれないから手紙を一緒に渡すといい」とアドバイスをもらいました。
確かにそうかもしれないと思い、便せん1枚に自分の想いを書き告白と一緒に渡すことに。
ハイキングコースも調べて、迷わないようにコースの注意点なども確認して準備はOK。
告白の日が近づくごとに、緊張が高まりました。
しかし、告白の日の天気が怪しいとの予報が。
くもりかもしれないし、雨が降るかもしれないといった微妙な予報でした。
雨の確率は低かったので私は大丈夫だろうと思いましたが、Aさんにどうしようか確認するとAさんはあっさりと「やめましょう」といった返答。
この返答で私は少し違和感を感じました。
なぜなら、それまでAさんはハイキングをとても楽しみにしてくれていたからです。
そのわくわくテンションから、あきらめのあっさりさが妙でした。
ただ、私はもうその日に告白すると決めてしまっておりまた会う日を延期するのも避けたいと思っていたので、それならまた食事しましょうと提案。
食事ならOKと了解を得ます。
そして告白の日。
Aさんの希望で3回目のデートで行った焼き鳥屋さんに行くことに。
私は告白するという緊張をしつつもAさんとの食事を楽しんでいたのですが、Aさんは心なしかテンションが低めでした。
二次会も断られ、この日は帰ることに。
二次会後に告白する予定だったので、予定が崩れ慌てます。
でも「もう今日告白しなきゃだめだ」と別れ際に勇気を出して告白。
告白と同時に準備していた手紙も渡しました。
Aさんは微笑んだような困ったような顔で「ありがたいけど、まだ知り合ったばかりでもう少し友達でいたいです」とのこと。
別れた後、手紙のお礼やまだ友達でいましょうといったメールを改めてもらいました。
完全に振られていますが、当時の私は「今はまだ友達だけどこのまま続ければ恋愛に発展するだろう」とそれでも考えていたのです。
自分に都合のいいように解釈をしていました。
今であれば「それなら次に行こう」と切り替えますが、当時の私はAさんだけしか目に入らなかったのです。
また、Aさんを一途に好きでいることがかっこいいことであると思いあがっていたところもあります。
しかしその想いもむなしく、Aさんとの連絡は途絶えていくのでした。
次へ