前回、Aさんに意を決して告白するも「まだ友達でいましょう」とやんわりと断られた私。
メールの返信もだんだんと遅くなったり、時には来ないことも。
確実に距離を置かれるようになっていきましたが、私はそれでもあきらめずにメールを送り続けていました。
一途に思い続ければ、Aさんに想いは届くんだと信じて(理想と現実を区別できていませんでした)。
自分をドラマやアニメの主人公のように見立て、完全に自分の世界に入っていたように思います。
そこからさらに1年ほどこのような状態が続きました。
そして、ある日Aさんから「会って話をしたい」との連絡が来るのです。
文面からよくないことであることは明白でした。
そして、前回告白してから1年ぶりにAさんと会うことになります。
個室の居酒屋に行き、重い雰囲気の中で話をすることに。
結論を言うと、「このままダラダラとした関係でいるのも良くないし、これから好きになることはない」と明確に振られました。
何となく振られることはわかっていましたが、それでも最後自分の想いだけは再度伝えました。
しかし、Aさんの気持ちは変わらず。
こうして、私の約2年にわたる初恋は終わりを迎えることとなりました。
それからは全くAさんと連絡はとっていなかったのですが、1年後ぐらいにLINEにAさんが自動追加されたので「そういえばどうしてるかな」と淡い期待を持って連絡をしてみることに。
Aさんはなんと結婚していました。
友人に紹介された人と結婚したとのこと。
結婚には慎重と語っていたAさんでしたが、あまりにあっさり結婚していて驚きショックを受けたのを覚えています。
このとき私は30歳。
相手を本気で好きになれば相手も好きになってくれるという理想を、ずっと抱いていた自分が情けなくなりました。
恋愛を全くしてこなかった自分が、30歳にしてようやく現実を知ったことにも恥ずかしさを感じます。
「相手を真剣に好きになっても、必ずしも相手が自分を好きになってくれるわけではない」
当たり前ですが、ようやくこのことに気づいたのです。
余談ですが、私がAさんに告白しようと決めたあたりの期間でAさんは今の結婚相手に出会い、そのため私との関係を断とうとしていたのではと思います。
それであれば、急にAさんがよそよそしくなったのも納得できるのです。
Aさんとその結婚相手が出会う前にAさんに告白していたらどうなっていたのか。
恋愛はスピード、タイミングが大事と言われる理由がよくわかりました。
この私の初めての婚活で学んだことは以下のことです。
・理想を追いすぎない
・その人をただ好きというだけでなく、その人と結婚した後のことも想像して判断する
・早めに仕掛けて、だめだったらすぐ次にいく
最後に、この婚活は私の今の婚活にも多大な影響を及ぼしています。
初恋、初告白、2年間も相手を好きでいられたなど、ここまで人生において恋愛でドキドキワクワクしたことがなかったからです。
このドキドキワクワクをまた味わいたい、これほど人を好きになりたいという考えが、婚期を遅らせている大きな原因の一つであると思っています。
ここまで人を好きになったのは35歳の今までで、このときだけでした。
結局、反省せずにいまだに理想を追い求めすぎているのだと思います。
これではダメだとわかってはいるのですが、あのころのドキドキワクワクが忘れられないのです。。。