27歳で婚活を始めた私でしたが、彼女すらできず30歳を迎えていました。
色々な経験をへて、まずは彼女を作ってみることが必要であると気づきます。
30年生きてきて一度も彼女ができたことがないせいで、女性の扱い方など全くわからない状態だったからです。
そんな私の状況を知っていた会社の先輩がある日、こんなことを言ってきました。
「おまえ、こうなったら~月までに誰でもいいから必ず彼女を作れ」と。
つまり、~月までにという期限を設けてある種の強制力を発生させたのです。
以前までの私であったら「いや、そんなの無理だろ」と考えていたと思うのですが、彼女を作ることの必要性を感じていた私は先輩と約束を交わすことに。
私が期限内に彼女を作ったら先輩が私に、逆に作れなかったら私が先輩にご飯をおごるということにしました。
期限までは3ヶ月です。
先輩にご飯をおごるのは別に構わないのですが、交わした約束を破るのがイヤだったので何とかしなければと考えていました。
さて、彼女を作るにはまずは女性と出会わなければなりません。
3ヶ月という短期間で彼女を作らなければならないので、出会いもなるべくすぐに出会えるものがベストです。
そうなると婚活パーティーなどがすぐ出会えるのでいいかなと思いますが、あまり大人数というのが苦手だったため違うものを探すことに。
そんなとき、FaceBookを見ていると「ペアーズ」というマッチングアプリの広告が出てきました。
私は当時まだマッチングアプリを知らず、世間的にも今ほど普及もされてなかったのではないかと思います。
ネットで調べて、マッチングアプリというものがどういうものか何となく理解しました。
マッチングアプリの中でもペアーズは一番登録者数が多いとのこと。
面白そうだったので、これで彼女を作るぞ!とペアーズを始めることに。
やってみて登録している女性を閲覧していると、その多さに驚きます。
「これだけ女性がいれば絶対彼女できる」とその時は舞い上がっていました。
プロフィール写真も自分が一番よく写っている写真を載せることに。
色々な女性から「いいね」もらえたりして・・・とそのときはドキドキワクワクしながら日々アプリに取りつかれていました。
しかし、自分が思っていたよりも相手からいいねをもらえず、自分からいいねしてもマッチングできない日々が続くことになります。
今考えると、自己紹介文が自分よがりだったり、写真が不鮮明だったりとプロフィールでよくないところが多々あったなと思います。
年収も当時は400万ほどと30歳では平均ぐらいだと思いますが、決して高くはありません。
マッチングアプリはプロフィールがとても大事なので、プロフィールがよくなかったためにマッチングが難しかったのでしょう。
また自分からいいねするときに、人気女性ばかりにいいねしていたことも要因の一つだと思います。
いいね数が多い人気女性は当たり前ですが、多くの男性からいいねをもらっているのです。
そのため、その中から自分が選ばれる可能性が低くなるのは当然でしょう。
しかし、そのことに気づかずに私は自分がいいと思う人気女性にいいねをし続けました。
するとある時にいいね数が300ほどの女性とマッチングすることができたのです。
それがペアーズでの初めてのマッチング。
その女性は写真は後ろ姿を載せていて(今考えると地雷っぽいですが)、その後ろ姿が清楚に見えたのでいいねをしました。
顔はわかりません。
私は勝手にその後ろ姿から、顔はきっとかわいいと思い込んでいました。
とにかく、初めてのマッチングだったのでテンションが上がり早速メッセージをすることに。
初めてのメッセージのやりとりだったので勝手がわからない状態だったのですが、何とかやりとりをし続けました。
一週間ほどやりとりをして、そろそろかなと食事に誘うことに。
誘うのは緊張しましたが、OKをもらえました。
そして、会う日も決めます。
前日になり「いよいよ明日か」とワクワクドキドキが押し寄せてきました。
マッチングアプリで女性と会うのは初めてだったので、緊張がすさまじかったのを覚えています。
しかし、そんな緊張もむなしく結局この女性と会うことはできませんでした。
前日に「○○集合でいいですか」というメッセージを送ったきり、連絡が途絶えたのです。
直前になって会うのが怖くなったのか・・・
当時はそう考えて諦めました。
確かにそれも考えられますが、そのときの私は前日になってようやく会う場所やお店を選んでいる状況だったのです。
本来は会う数日前から決めておくべきことを前日まで決めていなかったことに、相手は真剣さを感じなかったのかもしれません。
こうして、初めてのマッチングは失敗に終わったのでした。
続く